介護職のキャリアアップの方法と必要性

介護職は他の職種に比べると給料が低い傾向にあります。そこで給料アップを図るという意味でもキャリアアップが必要になってきます。具体的には、ホームヘルパーなどの仕事に就いているなら生活相談員を目指してキャリアアップを実現するのが1つの方法です。生活相談員は主に病院や介護施設の相談窓口として相談を受けたり、関係各所の調整をする役割を担っています。それでは、具体的な仕事内容は何かというと、利用者からの相談受付はもちろんですが、それ以外に利用者とその家族に施設サービスについて相談を説明したり、利用者、家族、各施設、行政機関と連絡を取り合いながら調整をしたり、利用者が入所・退所するときの手続きを行ったりします。

生活相談員の適性がある人は調整能力が高い人やコミュニケーション能力が高い人です。調整能力については、関係各所と調整しながら業務を進めていく必要がありますので、必須でしょう。コミュニケーション能力については、利用者の立場に立って話を聞くことや、説明をする業務なので、これも仕事に活かすことができるでしょう。ちなみに、生活相談員は夜勤はなく日勤のみなので、夜型である必要はありません。生活相談員のキャリアアップとしては、ケアマネージャーが目指すべきところになります。生活相談員として5年以上の経験を積めば、ケアマネージャーの受験資格を得ることができるのです。生活指導員は施設内のさまざまな業務にかかわるので、その経験がケアマネージャーになっても活かされることでしょう。介護業界はまだまだ給与水準が決して高いとは言えない業界です。キャリアアップすることで年収を上げるというのはとても大切なことです。